dessin plus フランス料理店マダムのブログ
フランス料理店で働くマダムである私の日々のつぶやき。
2011/05/24 Tue.
脇役たち 
仔羊のグリル。
比較的食べやすいブルーチーズを使ってフォンデュのようなソースを添えてお出ししました。
堂々たる風格。
“クセがある・・・なんて言われるよ。でもソコがたまんねーんだろ。俺様はよ!”な我が道行くメインディッシュ。B型みたいなメイン・・・。
普段あまりスポットライトを当てられる事のないガルニチュール(付け添え)の野菜たちにも今日は目を向けてみましょう♪
カワイイでしょう?
ウチのお料理を「キレイ」とか「カワイイ」とか賞賛をして下さる方が多いのですが、その実態は緻密さなんだと思います。
いちいち細かいんです。
ププッと噴き出すような小ささだったり、細工だったり。
食べたら一口で終わっちゃうようなガルニチュールも手間暇がかかっているんです。
手前の生ハムにくるまれているのは、ヤングコーンといんげん。勿論、茹でた物を巻いてさらにソテーしてある。
奥手は焼いたナスに細か~くサイズの揃った丁寧に仕上げられたラタトゥユ、さらにレンコンとナスのチップス。
私なら、ガルニ作る手間暇考えただけで嫌になっちゃいます。ゲェ~・・。
コックさんにもパティシエールにもコレっぽっちもなりたいと思った事はありません。
代わりに『接客』と『人好き』ならちょっとやそっとじゃ負けない自信があります。
たぶん、だんなさんは最も苦手とする分野だと思います。
夫婦いい感じでバランスがとれててよかったよかった~。
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